6年ほど前、高齢者向けに気功教室を開いた時にチラシを作りました。
良いところをわかり易く書いたから、誰にでも参加しやすいようなリーズナブルな値段にしたから、きっとばらまけば少しは来るだろう。。。。
そんな風に考え、駆け出しのころは、人に伝えていました。
でもその結果は、、、、
こんにちは。QOLスクール校長の高橋拡です。
結果は全く集まりませんでした。
当然と言えば、当然。
「自分の事」ばかり伝えていましたから。
上の文章を見ただけで、
その理由を完全に理解できる方にはこれからのお話はあまり必要はありません。
何か感じる事、必要性を感じたらご覧くださいませ(^^)
インストラクターにありがちな説明は?
ヨガ、ピラティス、気功、太極拳さらにはエアロビの先生まで、、、
ついつい自分の商品のいいところばかりを伝えてしまいます。
このヨガの素晴らしさを人に伝えたいから、これをすればより多くの方が元気になるから、、、
勿論、それも大事。
だけど、伝わらなければ意味がありません。
大切なことは、いいところを伝えるのではなく、、、
生徒さんの必要としているもの、悩み、苦しんでいる事。。
それを「解決する方法」を求めているのです。
素晴らしい情報を伝える、想いを伝える事がメインではなく、
生徒さんの「問題を解決する方法」を提供し、伝わることが大切となります。
高齢者の運動・健康指導だけではなく、どんな生徒さんに対しても必要なことです。
〇誰にでも参加しやすいようには、誰も参加できない
大勢の方に来てほしい、伝えたい。根っこの部分ではその想いは必要ですが、外に出すときには変えたほうが、伝わりやすいです。
「あなたたち」に伝えるのではなく、
たった一人。「あなた」に伝わることが重要なのです。
話をするとき、メッセージを書く時、対象を大勢にすればするほど、、、
伝わりません。
例えば、
「誰にでも簡単にできるウエストを細くする方法」
よりも、
「60歳以上女性のためのウエストを細くする方法」
こちらのほうが、何をしているのかわかり易いですよね。
でも、これでも対象は広すぎます。
もっともっと、絞ると、、、
「間食が多く運動が苦手な方でもできる60代女性のためのウエストを細くする方法」
少し長いですが、このくらいには絞り言葉を伝えていくことが大切です。
絞るからこそ、広がっていくのです。
〇誰のどんな問題を解決するの?
仕事とは原則、問題解決です。
気功、ヨーガ、ピラティス等のいいところを伝えるのではなく、それらを通じて、誰のどんな問題を解決するのか?
健康法・養生法・鍛錬法などはあくまで「手段」の一つです。
例
誰に?
間食が多く運動が苦手な方でもできる60代女性
どんな問題を?
体重が増え、ぷよぷよになったお腹
どんな風に?
運動が苦手で嫌いな方でも、1分で楽にできるひねりのヨガポーズ
さらに、より伝わりやするためには、、、
どうなる?
ご近所さんからから、「最近、細くなったね、すご~い」と言われる。
自分に自信が出てきて、ポジティブなことを自然に発言し、笑顔が増えてきて、日々の生活が楽しい!
こんな風に最低限考えていくとよいでしょう。
さらに、付け加えるとしたら、なぜ、いつ、どこで、いくらなどを加えていくとよいでしょう。
〇常に相手の気持ち(感情)を感じ取る
決して、自分の想いだけを、いいところばかりを伝えていては、伝わりません。
常に、相手目線であることが大切です。
生徒さんは、解決したい問題や満たしたい感情があるから、あなたの所に来ています。
人は、感情で動きます。
上記のどんな問題を?の所で
「体重が増え、ぷよぷよになったお腹」
それを、掘り下げると求めている感情に行きつきます。
自信がない、どうせ私なんて、面白くない、つまらない、褒められたい、、、
など、一人ひとりの感情を満たされる言葉が伝わると、あなたのファンの方々が増えてきます。
これは、年齢を重ねたご高齢の方でも変わりません。
面倒と感じるかもしれませんが、
そのくらいは考えてあげると、人を引き付ける魅力的な先生になることでしょう。
むしろそれが出来なければ、あなたを本当に必要としている方に、あなたの言葉は届かない可能性が非常に高くなります。
自分の想いを伝えるのではなく、どうすれば相手の方に伝わるのか?
常に考え、実践してみてください。
読んでいただきありがとうございました(^^)
良い一日を過ごしていきましょう☆