高齢者向けに運動や健康指導していると、癒しってなんだろう?
昨今は癒しブーム。あらゆる癒しがあります。
なぜ、これほど癒しを求める人が増えたのだろう?
こんにちは。
QOLスクール校長の高橋拡です。
単純に疲れている人、病んでいる人が増えてきた。
そういえるでしょう。
疲れを癒す、ストレスからの癒し、人間関係から癒し、、、、
現代人が求める癒しは「不調からの改善」として求められることが多いでしょう。
現代人はストレスが多い生活ゆえ、とても大切です。
でも、それだけでは勿体ありません。
癒しはただ、不調の改善をしていくのではなく、そのひとの「命のエネルギー」を高めていくことにあります。
そうすることで、不調が改善していくだけではなく、自己実現。
そこにつながります。
健康づくりをする。。。
それは病気にならないための予防的なイメージが強いです。
人は必ず死にます。
生老病死。
生まれてから死ぬまでの過程で、老化し、病になるのです。
病だからダメというわけではなく、過程の一部。
死をどう捉えるかにより、お客さんに対する、癒しの提供の仕方がだいぶ変わります。
病をただ、改善しようとするのではなく、お客さんが生老病死を一つのステージとして、全うできるサポートをしてくこと。
「いのちの尊厳を全うするサポートをしていくこと」
そういう心構えや行動が大切となります。
特に日本は超高齢化社会。4人に1人が高齢者です。
高齢者の健康づくりをする方は、基本的に高齢のお客さんよりも若いです。
私自身、気功教室で高齢者向けにしていますが、何人か亡くなっています。
どんなに手厚くしても、一生懸命に痛みを改善しようとしても必ず亡くなります。
だからこそ、そこに死を迎えるまでの間に、心地よく、笑顔で過ごせる日々が増えていくようにサポートしていくのです。
死を享受する、死を見据える、死生観を養うことは、医療に関わる方には必要な要素です。
あなたなりで大丈夫です。
食事をするように、歩いているときおように、お友達と楽しく話をするときのように、、、
自然体で、死を捉えれるようになるといいかもしれませんね。
死も「当たり前の出来事の一つ」
癒しを与えてしまう人は、成長している人でもあります。
特別なことよりも、当たり前のことをどれだけ積み重ねたか?
それが、人間力を高めていきます。
当たり前の出来事の一つ。だからこそ、日々の生活を大切にしていきましょう。