「体操の種類が無くて…どうしてます?」時折、指導員の中ででる会話。
こういう話が出来てお互い学びあえるのは、いい環境ですよね。皆さんの周りでは、どうですか?
一生懸命な体操指導員がしがちなこと
こんにちは。健康ファシリテーターの田所直美です。
一生懸命な指導員ほど、きっと受講生に飽きないよう、愉しく動いて頂けるよう、効果をだしてもらいたいと「体操の種類」レパートリーを求める傾向があるかもしれません。
私も以前はそうでした。
しかし、実際に高齢者の方に「何度も同じじゃ飽きない?」と聞くと、
「何度もやらないと忘れちゃうし、わからないから」
「何度もやると、違いがわかるから嬉しい」
「何度もやると、理解できて愉しい」
「同じ動作で安心できるから」
などのお声がかえってきます。
体操の種類(テクニック)よりも大切なことは?
指導者が悩むところは、「体操の種類」を増やすだけではないと気づかせて頂きます。
もちろん「体操の種類(テクニック)」を学ぶ事はもちろん大切です。
しかし…
「先生、今日のよかったから何度もやってくださいね」
「同じ内容を繰り返してやってくれるから、安心して出来るわ」
高齢者の方と動く沢山の機会を頂いてきた中で、このようなコトバはどこの現場でもよく耳にするのです。
求めているものは、年齢や性別、目的によって様々です。
わからない時は、相手に聞くという事。
よろしければ、あわせてご覧ください。
①高齢者のレッスン、満足度を高めるには?
②コミュニケーションを高める練習方法
高齢者のニーズや欲求を感じていく
テクニックを学ぶ事だけでなく、「目的や対象者に合わせて、伝え方、表現の幅をひろげる事」も大切なのかと思います。
高齢者の皆さんにとって、「繰り返し行う事」反復は安心&安全、ゆとりを持って運動を愉しめるという事なのでしょう。
私の場合、必ず行う体操を「基本のき」と題して、「繰り返し行う事」をコトバや視点を変えて行っています。
「繰り返し行う事」
伝え方を工夫しながら、是非取り入れてみて下さい。
何かのお役に立って頂けましたら幸いです。お読み頂き、ありがとうございました。